乾癬 (2006.04.06)
乾癬という病気は、皮膚科の病気の中でも治りにくいものの代表です。20年30年の経過という人もいます。症状は皮膚に白いカサカサ(鱗屑)をつけた赤い発疹(紅斑)ができてきて、痒みは人によってまちまちです。頭にもできるのでフケが出ることで気づくこともあります。重症になると全身真っ赤になったり、関節炎を伴うこともあります。原因は余りよくわかっていませんが、遺伝的な因子+環境因子?と考えられています。成人の患者さんが多いですが、稀に小児にもみられます。
治療はステロイド、ビタミンDの外用、紫外線療法、レチノイド内服、重症例では免疫抑制剤などを使いますが、病気とも薬とも長くおつきあいしないといけないので、症状の強さや薬の特性などを考えながら治療していきます。
肘の角化性の紅斑 大小様々な大きさの紅斑
乾癬続発性紅皮症 滴状乾癬(特殊型)
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