過去の話 1
(2005.06.18-2005.08.25)            索引に戻る


 2005.08.25 
ラーメンの話
 2005.08.18 
固定薬疹
 2005.08.11 
ステロイド外用剤
 2005.08.04 
趣味の話 2
 2005.07.28 
待ち時間の悩み
 2005.07.21 
シャワーのすすめ

 
2005.07.14 
趣味の話 1

 2005.07.07 慢性疾患とのつきあい方
 2005.06.30 
漢字の読み方
 2005.06.23 
これって皮膚病ですか?
 2005.06.18 
1ヶ月たちました









 
ラーメンの話

ラーメン好きです。空前の、といってもいいくらいのラーメンブームで町には新規開店や行列店の情報があふれていますね。横浜という土地柄「家系」といわれる店が家の近くにもクリニックの近くにもたくさんあり、とても全部は行けませんが、行きつけの店も何軒かあります。浦舟の病院勤務だった頃は昼休みに本牧まで車で行き「H」に並びましたし(今は上永谷に移転してしまった)、福浦の大学時代は、当直明けの土曜に家系の総本山「Y」に朝から並んで食していました。弘明寺の「K」や、クリニック近くにも「K」などがあるので、以前ほどではなくなりましたがこってりしたのをがっつり食べたくなると出かけています。その一方で魚だし系の店も人気があります。上大岡の「K」、「I」、弘明寺の「H」「K」とか南太田の「R」などによく行きます。上永谷に人気店の支店「S」があった時は良く行きましたがすぐになくなってしまい残念です。あとは旭川ラーメンの「P」などに行きます。そうそうクリニックの横に喜多方ラーメンの「B」もありました。
ただ、夏は暑いのでもっぱら上大岡「I」のつけめん(この店ではもりそば)です。
上記店舗、どのくらい特定できましたか?

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固定薬疹

薬のアレルギーとして薬疹があります。薬を飲むと(注射でも)その薬にアレルギーのある人は発疹が出るのですが、その中の1つに固定薬疹があります。これは薬を飲むと全身性に発疹が出るのではなく、その人にとって決まった場所にだけ赤い発疹が出るので固定薬疹といわれています。固定薬疹
自体は以前からありましたが、原因薬として最近多いのが市販薬の頭痛歯痛生理痛の薬に含まれているアリルイソプロピルアセチル尿素という長ったらしい名前の薬です。この薬元々は鎮静剤の仲間なのですが、痛み止めと併用することによりその効果が増強されるので市販薬にもよく使われています。生理痛に対して飲むことから若い女性の患者さんが多いです。赤い発疹は治まると茶色い色素沈着になりますので、薬を飲んでいないときでもおおよそ見当をつけることができます。気づかずに何度も飲んでいると症状や色素沈着が段々強くなります。固定薬疹はパッチテストで原因を調べることができますが、飲んでみないとわからない事もあります。時々赤くなる茶色い斑点があったら一度ご相談下さい。
さて先週の夏休みにSLを撮りに新潟に行ってきましたが、ずっと雨。それも土砂災害の危険性ありとか、国道の通行止めとか、あげくは磐越西線運転見合わせで早々に帰ってきました。皆さんはどんな夏休みをお過ごしでしたか?                                             

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ステロイド外用剤

もう10年以上前ですが某テレビの報道番組で取り上げられて以来ステロイド外用剤は悪魔の化身のように扱われてきました。特にアトピー性皮膚炎の治療現場での混乱がひどく、その結果急に治療
を中断したための急性増悪や、本来コントロールできるような軽症例も治療を拒否することによる悪化、難治化例などをたくさんみてきました。さらに彼らに言葉巧みに売り込んでいくアトピービジネスなども横行しています。現在では薬に対する意識は以前ほど悪くはありませんが、恐らく皆さんはまだ怖いと思いながら使っている人が多いのではないでしょうか?
私自身の認識は、「ステロイド外用剤は適切な強さを適切に使えば副作用を不必要におそれることはない」であります。世間でいわれているような全身性の副作用は外用剤の場合には最強ランクを月に何10グラムも使うような極端な場合以外は心配なく、起こりうる副作用とは外用部位における皮膚の萎縮、感染症だと思います。これらは外用療法に熟練した皮膚科専門医が定期的に診ていけば通常は起こらないし、仮に起こったとしても早期に発見できることです。定期的な通院をすすめるのはそんな理由からです。
あとよく効いたからと他人の薬を使い回すのも感心しません。あなたの部位や症状にあった薬を!

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趣味の話 2

夏休み、旅行シーズンですね!
中学生の頃から旅行を始め、高校生になると長い休みには国内各地をいろいろと歩き回りました。実家が店をやっていたので自分が大きくなってからは家族旅行をする事もなかったため、その反動だったのかもしれません。鉄道に乗るのが好きで国鉄時代の路線の70%くらいは走破したかと思いま
す。大学生の頃も(理論上は毎日講義や実習があったはずなのに)平日もちょこちょこと一人で出掛けていました。学生時代は当然お金がないですから、周遊券で急行列車を乗り継いで、宿はユースホステルを泊まり歩き、という貧民旅行でしたがあちこちで旅仲間ができて、今でも付き合っている仲間もいます。
雄大な景色という点からはやはり北海道が好きですね。夏の北海道もいいですが、厳寒の時期も良かったです。流氷の接岸情報を聞きながら、札幌から夜行で網走に行き流氷に乗ってみたり(よい子はマネをしないでね)、民宿の窓からつららを折ってロックでウイスキーを飲んだりしていました(今年も実は2月にSLを撮りに釧網線に行ってきました)。
鉄道もいいですが北海道には車でも良く行きました。東北道をひた走り東日本フェリーで青森から函館に渡り、またまたひた走りようやく札幌に着くとほとんど丸1日かかりますが、友人と二人で、あるいは一人でも行きました。ただ道警は県外車には厳しいのでスピード、追い越しには十分ご注意を!(経験者談)

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待ち時間の悩み

病院勤務時代から感じていましたが、「待ち時間をいかに短縮するか」です。恐らくは永遠のテーマだと思います。

待ち時間を減らす、なくすには予約制の導入でしょう。初診も含めて完全予約制にすれば、理論上は待ち時間ゼロを実現できます。しかし皮膚疾患の性格上急に悪化したり、やけどや蜂刺されなど、救急での受診が必要なものもあり現実的ではないと思います。一方予約制を撤廃するとどうなるか?極端にいえば「早いもんがち」ですから、朝早くから長蛇の列(なったら嬉しいけど)、失礼ながら早起きで時間に余裕のあるお年寄り優先になってしまいます。
そんなわけで現在は、予約制を取りながら予約外での受診もある程度みれるように予約枠を作っています。こちらの目標としては予約患者は30分の予約時間枠内での診察を、予約外と初診患者はその合間にみるので当日の予約の混み具合次第であることをご了承ください。ただ一人一人の診察時間もまちまちなのでそれでも遅れは出てしまいます。それは許してください。
でもね、本音を言うと「何で行列のできるラーメン屋だと並んでも待たされても文句いわないのに診療所だと文句いうんだよ〜」であります。

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シャワーのすすめ

毎日暑い日が続きますが、アトピー性皮膚炎の人達にとって湿疹の悪化やとびひの季節になってきました。アトピー性皮膚炎の悪化因子の1つに発汗があります。ある研究グループは自分の汗を自分の
腕に注射するとそこが赤く痒くなることから、汗の成分の何が痒みを引き起こすのか調べています。
汗をかいたらシャワーで流すのが気持ちいいですよね。アトピーの人はドライスキンもあるのでシャワーごとに毎回石けんでゴシゴシ洗う必要はなく、さっと流す程度の感覚でいいと思います。その後すぐに保湿剤など使えればもっといいです。
今は夏休みですが、学校に行く子供の場合は昼間はそんなの無理です。ところが群馬のある先生はいくつかの小学校に働きかけて、アトピーの子供を昼休みにシャワー浴できるように環境を整えました。すると皮膚炎の症状が良くなった、というのを先週開かれた皮膚アレルギー学会のシンポジウムで発表していました。学校の先生達を動かすまではとても苦労したらしいですが、シャワーを使えるようになったら目に見えて症状が良くなったそうです。
自分もアトピー性皮膚炎はないですがめちゃくちゃ汗っかきなので夏は大変です。かいた汗はビールで補充していたりして。

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趣味の話 1

最近数年間は沖釣りにはまっています。まだまだ初心者の域を出ずへたくそですが、年間20回くらいは"出漁"しています。年を取るにつれ(!)段々早起きになってきたので、朝早くの出発も全然苦になら
ず凪を見ては出かけています。今時ならアナゴにイサキ、秋になったらイナダにカツオ、寒くなってきたらカワハギ、など釣りものに季節感があっていいですよね。昨年は8月に一時釣れ盛ったワラサに行ったのと秋の相模湾のカツオ釣りが豪快で印象的でしたが、秋には落ち鯛も連続で釣ることができて結構楽しめました。
釣りってのんびりしているようで全然そのようなことはなく、餌は付いているのか、タナはあっているのかなど、絶えず考えながら釣るので結構忙しいものです。でもたとえ釣れなくても、何時間か波に揺られて時には富士山などを眺めながら頭の中をリセットすればいいやと、負け惜しみを考えたりしています。
釣れた暁には当然晩酌の肴となるのですが、自分で釣ったものはやはりうまい!!刺身にしても当日のものはコリコリした食感がいいし、翌日になると味がなじんでまた別のうまさがあります。へたくそながらも自分で捌いています。
今までは混んでいる土日しか行けなかったのが、開業したら休診の水曜日には平日釣行できるぞとほくそ笑んでいたのに毎週研究会だらけ。頼むから水曜に勉強会を入れないでくれ〜!!

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慢性疾患とのつきあい方

「○○皮膚科にかかっていたけど全然良くならない」「△△医院ではちっとも良くならないから今日来てみました」という方がよくいらっしゃいます。うちに来てくれること自体はそれはそれで嬉しいのですが、はたして本当に前医での治療は良くなかったのでしょうか?よく聞いてみると薬を使うと症状は良くなるけれどやめるとまた悪くなる→結果的に治らない。とか2,3回通ったけれど通院を中断してしまった→治らない。ということがよくあります。尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎のような慢性に経過する病気は「病気を根こそぎ治す」という発想から、「治ったわけではないけれど軽い状態が維持できている」ことを目標にしていただきたいものです。そのためには勿論薬を使うわけですが、当然弱いものの方がいいでしょう。治療方針にいろいろな意見があるのは理解しているつもりですが、私自身は上記のような考えで薬の選択をしています。勿論、部位、症状、経過によって種類を変えていきます。そして良ければいいなりに、悪ければそれなりに継続して通院するのが大事です。

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漢字の読み方


専門用語って独特の読み方をすることがあります。たとえば腔という漢字は音読みすると「こう」なのに口腔外科は「こうこうげか」ではなく「こうくうげか」ですし、頭蓋骨は「とうがいこつ」というDrが多いです。皮膚科的には発疹は「はっしん」ではなく「ほっしん」ですし、学会発表の場では皮疹の大きさを表すのに小豆大は「あずき」ではなく「しょうず」大といいます。これらはいわば業界用語なんでしょうが、なかには勘違いしているのもあります。某先生は汎発疹をずうっと「ぼんぱつしん」と言ってましたし、別の某先生はレストランで魚介のパスタを「ぎょすけのパスタ」といって注文していました。先輩だとなかなか指摘できないのでその場に居合わせると困ってしまいます。
といってる自分も実は「天津小湊」を「てんしんこみなと」(だって天津丼は「てんしんどん」じゃないか!)と思っていて友人にからかわれた覚えがあります。

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これって皮膚病ですか?

患者さんを診察しているとよく「これって皮膚病ですか?」と聞かれます。「だって皮膚に病変があるからうちにかかってるんでしょ?皮膚病がない人が何でうちにかかるの?」と突っ込みたいのをぐっとこらえて(にっこり笑って)、「皮膚に何らかの発疹があればみんな皮膚病ですよ」というと、ほおっ、という反応をされます。
専門的にいえば発疹は原発疹と続発疹に分類されていて、その形態や分布、経過などから皮膚病を診断していくわけです。あと見た目に発疹がなくても痒い、痛いといった症状で来院することもあり、結局のところ皮膚に何らかの発疹がある、あるいは皮膚に何らかの感覚の異常があるのが皮膚病なんでしょう。

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一ヶ月たちました


開業して1ヶ月がたちました。近隣の方、以前から私が診ていた人たちが来てくれて、どうにか潰れずにやっております。これからもよろしく。開業にあたって地元にPRする意味でリーフレットを配りましたが、患者さんはそれを参考に来てくれる方がほとんどです。最近になり知人の紹介とか、このHP(あまり公開していないのですが)を見て来てくれる人が増えてきました。そんなわけで少しずつHPの内容を更新しなくては、と決意しました。 
現在のところ週の前半すなわち月、火は比較的混んでいて、後半の木、金は予約があいている傾向にあります。初診で来る場合は木金がおすすめかも?なんていっておいて混んでたらごめんなさい。なにせ水商売と一緒で当日の初診患者数は全くよめないのです。

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