ここ数年、クールビズと称してビジネスシーンでのノーネクタイが推奨されています。ネクタイ業界は大打撃だそうですが、基礎代謝が高くて汗かきの自分にとっては非常にありがたいことであります。
仕事柄人間相手の商売ですし、先々代の教授から「医業はサービス業である。まずきちんとした身だしなみから」というのを徹底させられていましたから、特に外来勤務の際にはネクタイ着用を指導されてきました。ただめちゃくちゃ汗かきの自分にとって、その上に白衣を着るとさらに悲惨で、ネクタイで首回りをしめ胴体の熱の逃げ場がなく、頭から胸から背中から滝のように流れる汗はシャツまでしみ出るほどですし、ネクタイはすぐに塩を吹いてすっぱくなってしまいます。だからといって丸首の「ベンケーシー」を着ると(この言葉を知らないDrが増えましたね)、はだけた襟回りはすぐに茶色にくすんでしまい、ポケットが少ないために結局その上に白衣を着る羽目になり大同小異でした。アメリカのDrは自分のオフィスでは白衣を着ないで、ワイシャツでそのまま診療しているスタイルをみたことがあり真似してみましたが、いまいち評判が悪くてやめてしまいました。
某病院では外来診療室の温度管理を中央でしていて、事前に決められた冷房をONにする日が来ないとどんなに暑くてもエアコンが効かず(事務室だけは別管理で快適な温度なんですが)、つらい思いをしたことがありました。また女性は一般的には冷え性の人が多いですから、病院時代自分が汗をかきかき仕事をしているのに、隣のブースの女医さんは足元に温風器をおいて暖まりながら診療していた事もありました。そのような職場環境だった当時は、夏の間だけは勝手にノーネクタイで仕事をしていたので、今思えばクールビズを先取りしていたようです。
今は自分で温度設定ができますが、それでも(本当の)至適温度までは下げることができず、やっぱり汗をかきかき仕事をしています。1日汗をかき続けると夜のビールがすすむのはいうまでもありません(笑)。
毎年夏休みには必ずと言っていいほどどこかへ出掛けていました。今年は諸事情で遠出をしませんでしたので、なんか消化不良で欲求不満です。でもお盆期間は海外旅行はめちゃくちゃ高いし、国内だと特に大渋滞で、できれば時期をずらして行きたいものです。
学生の頃は貧民旅行のはしごみたいなこともやってて、まず2週間くらい北海道に行って帰ってきたらその足で山陰に、なんて事も平気でしていました。食生活が貧しかったのか帰ってくるとやたら果物を食べた覚えがあります(笑)。
もう20年以上前ですがお盆休みの頃友人Y氏と車で北海道へ行ったときのこと、渋滞を避けて夕方東京を脱出したので東北道はたいした渋滞もなく(まだ秋田と青森の間が開通していなかった時代のことです)、予定通り24:00頃青森のフェリーターミナルに到着しました。がすごい混雑でキャンセル待ちの長い列、確か100番目くらいだったでしょうか?これは大変と真夜中に大間崎まで走り明け方港に着きましたが、こちらもやはりキャンセル待ち、観念して港に車を止めて暑いのでビールを飲みのみ順番を待っていました。結局夕方臨時便が出て夜に函館に渡ることができました。宿も決めてなく、いざとなったら車中泊のつもりだったのでまずは襟裳岬を目指してひた走り、真夜中に岬の駐車場に到着してそのままビール&野宿でした。2日連続ナイトラン&車中泊でしたがその時は不思議と疲れは感じませんでした。真夜中に車の中から空を見上げると流れ星がものすごくたくさん降ってきて、それこそ音がするくらいに迫力がありました。お盆休みとはいえ道内は道が空いていて、取り締まりにさえ気を付ければ快適なドライブを楽しむことができました。それに全行程車だと大きくても重くてもお土産をいろいろ買うことができます。
そういえば去年の夏休みは、新潟に行ったものの雨でSLの写真撮影ができずに帰ってきたのでした。
ドイツにはその名も有名なアウトバーンがあります。料金不要の高速道路で、全国の主な都市まできちんと張り巡らされていてとても便利でした。基本的には速度無制限ですが、山間部やIC近くではちゃんと速度規制があります。そのようなところではいわゆるねずみ取りもやっていました(私は1日に2カ所で捕まったことがあります)。郊外の路線は片側2車線ですが、大都市周辺では片側5,6車線くらいあり、1番左の追い越しレーンはとんでもない速度でかっ飛んでいく車がいます。自分は大体140km/hくらいで巡航していましたが、この速度は田舎を走っていると流れより少し速いくらいですが、都市部に行くと右から2番目か3番目のレーンくらいの速さでした。また自分の車だけかもしれませんが、160km/hくらいで巡航しているとエンジンオイルの減りが早くて、トランクにいつもオイル缶を入れておいて、時々補充しながら走っていました。サービスエリアは大きなところは日本と同じようにいろいろな設備がそろっていますが、小さなパーキングエリアはほんとに駐車スペースだけのところもありました(トイレもないところがあった)。ドイツ人は小さなPAに車を止めて、持参した弁当(おにぎりではなくて当然パンです!)を広げてわんちゃんとともにのんびりくつろぐ、といった感じのドライブをしていました。サービスエリアは閉鎖空間ではなく周囲の土地とつながっていますから、時には近くの湖をぐるっと散策したりしていました。
ドイツ以外のヨーロッパ諸国では高速道路の最高速度規制があり、ドイツでも重大事故を減らすために速度規制を設ける動きがあるのですが、その一方で根強い反対意見もありなかなか実現できないようです。また全般的にドイツ人の運転マナーは非常によく、割り込みなどでいやな思いをすることは少なかったです。一般道は郊外では100km/hですが市街地にはいると、60,50,40となりスクールゾーンは30km/h以下でした。皆制限速度をきっちり守っていきます。また常に遅い車は右側の車線を走ることが徹底しているので(自転車であっても)、バイクのすり抜けのようなことはほとんどありませんでした。自動車免許証は一度取得すると日本の更新のような制度はないらしく、年を取って「もう運転はやめよう」と自覚するまで運転できるそうです。
夏になると多くの患者さんが「虫さされ」を主訴に受診します。今まで当たり前のように診察していましたが、そして大多数の例ではステロイド外用ですぐに良くなってしまうので、今まであまり考えずにすべてを虫さされとしてひとまとめに考えていました。
ところが先日虫を専門にしている皮膚科の先生の講演を聴く機会があり、認識を改める事となりました。以前から知っていたこともありましたが、面白かったことをまとめてみると、(1)乳児では蚊に刺されても直後に膨診が出ない。よく蚊に刺されるとすぐにぷくっとふくれて痒くなりますが(即時型反応)、乳児ではこの反応はまだでないため、翌日赤くしこりになり初めて気づくのです(遅延型反応)。成長とともに、そして何度も刺されているうちに即時型反応も出るようになります。また年寄りはどちらも大して反応しなくなるんだそうです。蚊に刺されても腫れなくなったら年を取ったと自覚しましょう(笑)。(2)ネコノミは足元を刺す。ネコノミは犬にもついていますが、地上から数10cmくらいしか飛べないので足元を刺される事が多いです。女性が生足で公園を歩いていて刺されることがあります。時に水疱になります。(3)トコジラミは露出部を刺す。眠っている間に畳や柱の隙間から出てきて刺すんだそうです。(4)イエダニは服の中まで入ってくる。やはり寝ている間にですが、パジャマの中にまで入ってきて腋窩や腹部など柔らかいところを刺すんだそうです。ノミやシラミやダニは即時型反応があまりでないので、刺された直後はわからず翌日になり赤くなって初めて気づくことが多いです。(5)薫蒸するタイプの殺虫剤は蚊、ノミ、シラミには効くけれど、イエダニには無効。イエダニはネズミについているので部屋を殺虫しても効果がないそうです。(6)虫除けスプレーは6ヶ月未満の児は避ける方が望ましい。ディートの問題で、特に乳児はやはり控えた方が良いのでは?とのことでした。
少し前のダイオキシン騒動があってからゴミの焼却についての関心が高まり、今横浜市では「横浜はG30」のフレーズでゴミの削減に取り組んでいます。家庭ゴミは大きく燃やすゴミ、プラ、缶瓶ペットボトルに分けて収集日が決まっていますが、慣れてくるとこちらも段々工夫するようになり、ゴミの量が減ってきたように思います。まず思ったことは、(1)「紙」のものが多いこと。今まではあまり意識せずに燃やすゴミに出していましたが、こまめに分別して子供会の古紙回収に回すだけで、普段のゴミの量がだいぶ減りました。少し前は生ゴミも庭に埋めていましたが、蚊に食われるのでやらなくなってしまいました。よくそこからニンジンや里芋が芽を出していました。また再開すれば燃やすゴミはもっと減るはずです。(2)コンビニの商品はプラゴミが多いこと。コンビニは確かに便利で時間がないときにはよく利用しますが、プラゴミだらけになってしまいます。昔の商店では包装紙は新聞紙を切ったものでした。今ほどプラスチック製品が普及していなかったのもありますが、「もったいない」の精神が強かったんですね。(3)我が家は何故か(!?)缶瓶のゴミが多い。うちはEビールが多いので缶瓶のゴミ袋は金色の缶がたくさん入ったコンビニ袋なんですが、最近は1回に出す量が増えて2袋になってしまいました。先日はついに3袋に!少し反省して空き缶の作成を控えるようにしています(笑)。
診療所の方は事業所ですので、ちゃんと業者と契約して事業ゴミとして出しています。また医療ゴミ(血液汚染したガーゼや注射針など)はそれとは別に管理して廃棄処分をしています。でも昔はこんなに厳しくなかったですから各医院で勝手に処分していたので、某病院では裏庭を掘ると使用済みの注射針がざくざく出てくるんだそうです。
昔から怖いものの代名詞として地震、雷、火事、親父、というのがありましたが、親父は別にして自然災害は人間の想像を絶する巨大なパワーを見せつけて、人間がちっぽけな存在でしかないことを思い知らされることがあります。ついこの前も活発な梅雨前線による洪水、土砂災害がありましたし、去年はアメリカでハリケーンカトリーナの被害もありました。それ以外にも雷、竜巻、山火事、雪崩などそれこそ1年中様々な災害が起こります。雷は一瞬の閃光とともに巨木が黒こげになってしまいますし、山火事だって懸命の消火活動にも関わらずすべてを焼き尽くすまで消えないことがよくあります。しかし一番怖いのは地震ではないでしょうか。最近の話でもインドネシアの地震、津波や、新潟中越地震などがありました。地震はそれ以外の災害に比べてなんの前触れもなく突然起こるので準備のしようがありません。去年淡路島に行ったときに震災でできた断層を保存している資料館に行きましたが(断層の直上に建っていた家が保存してあった)、あんなズレが一瞬でできてしまうという自然のパワーに圧倒されて帰ってきました。日本は地震大国ですから安全な土地ってあるのでしょうか?海沿いは津波の危険性もあるし。四国や九州南部は大地震が比較的少ない様な気がしますが、今度は桜島の噴火や台風が待っていますからねえ。高台の地盤のしっかりしたところに家を建てるのがいいんでしょうが、ここ泥亀はその昔沼地で泥亀新田を作った場所らしいので、地盤の固さはまず期待できないでしょう(涙)
琉球大の後輩が言っていましたが、沖縄では台風が近づいたらコンビニとレンタルビデオ屋が空っぽになるくらい備蓄して、自宅でじっと過ごすんだそうです。地震以外の災害に対してはこのような時間の余裕が少しはあるので、こうしてライフラインを確保して(レンタルビデオがライフライン??)、結局じっと過ごすしかないんでしょうね。
昨年の夏台風が首都圏に接近して風雨が強くなってきたとき、まだ開院したてでただでさえ少なかった患者数が激減して、といって閉めることもできず誰もいない待合室でぼおっと来院患者を待っていたのをふと思い出しました。
4月のある水曜日、いつも行く船宿のI丸からマダイねらいで沖に出ました。のっこみシーズン近くではあるものの釣果はあまり芳しくなくて、客は私1人でした。久里浜沖には船団ができていて、あちこちの船では時々1kg級のマダイが上がっていますが私にはあたりは全くなし、良型のマサバが少々釣れたのみでした。まあ釣り番組のように簡単に釣れるわけはないし、そして○○名人とは違って腕もキャリアも足りないからなあ、などと考えながら糸を垂れていました。ところが残り時間30分くらいになったときに突然竿先が海中に突っ込みました!一瞬根がかりかと思いましたが、糸はゆっくり巻くことができます。でもその後強い引き込みが来て魚が食っていることは確かです。しかも今まで経験したことのない強さで引きます。ワラサやカツオなどの青物の引きは経験済みでしたが今回は引き方が全然違います。幸い船には他に客がいないのでおまつりの心配はなく、糸を巻いては出されてのやりとりを繰り返し、ようやくハリスをたぐってくると海中から白いかたまりが上がってきて段々赤く見えてきました。海面にぼこっとおなかを出して上がってきたのは大きなマダイでした。左舷から船長が飛んできてタモ取りしてくれて、5.5kgのマダイをゲットです。のっこみマダイで卵をもってお腹がぷっくりとふくれていました。船宿に戻ってから記念写真を撮って、魚拓というものを初めて取ってもらいました。帰宅してからもうちの台所では捌けず、近所の飲食店でばらしてもらいました。5kg以上の鯛なんて狙っても一生釣れない人がたくさんいるそうで、私には人生で二度とないチャンスだったようです。
26Lのクーラーに何とか押し込んでもって帰りました。(2006.04.20のひとりごとに釣り人の写真あり)
列車で旅をするとそれぞれの土地で食べる駅弁も楽しみの一つかと思います。最近では暖まるやつなど趣向を凝らしたものも出てきましたし、空弁も結構売れているようです。スーパーで駅弁大会などが催されて全国各地の駅弁が家で手軽に食べられるようになりついつい買ってしまいますが、嬉しい反面出掛けたときの楽しさが減ってしまう気がして複雑な気分になります。
一番身近な駅弁というと横浜のシウマイ弁当でした。あとやはり横川の峠の釜飯ですね。祖母はあの器で1人前のご飯を炊いていました。高校の頃は東海道線で通学していたので大船の鯵の押し寿司、小田原の小鯵の押し寿司なども時々食べました。ちょうどそのころから各駅での駅弁のバリエーションが増えて、大船駅ではハンバーグ弁当や焼きそば弁当なども売り出されました(今でもあるのだろうか?)。
高校の頃の旅行は貧民旅行だったので駅弁など高嶺の花で、昼は大体菓子パンと缶コーヒー、時に駅の立ち食いそばでお金に余裕があると卵を入れる、くらいでした。最近はさすがに貧民旅行ではなくなったので学会出張の時などに食べる機会が増えましたが、駅弁って冷えていてもうまいとかいたみにくい、などなかなか研究されて食材が調理されているんですよね。年齢とともに肉より魚の体質になってきたのか、最近買うのは海の幸系が多いみたいです(笑)。この前食べたもの 札幌駅 すし処えぞ賞味 920円
食物依存性運動誘発アナフィラキシー (2006.06.29)
なにやら聞き慣れない言葉かもしれませんが、ちょっと変わったタイプの食物アレルギーの一種です。有名なのは小麦製品を食べてすぐに運動をすると蕁麻疹が出たり血圧が下がってショックになったりするものです。若い年代の人に多く、高校生が昼にパンを食べて午後の体育の授業でグラウンドを走っていたら気分が悪くなりバッタリ倒れた、というのがよくあるパターンです。面白いことに食事だけ、或いは運動だけでは出なくて、食事+運動の組み合わせによって症状が出るのです。あと消炎鎮痛剤を内服すると症状が出やすくなる、ひどくなるので、生理痛の薬を飲んでいる時に強く出る場合があります。他にも魚介類での報告がありますし、私自身はキウイフルーツを食べて最寄り駅まで自転車でダッシュしたら症状が出て救急受診したというOLさんを経験したこともあります。運動の種類としてはジョギング、自転車こぎなどが出やすく、水泳は出にくいといわれています。
小麦の場合には、原因物質は多くの場合小麦蛋白の中のグリアジンという物質であることが明らかになってきました。ただなぜ運動すると誘発されるのかはいくつかの説がありますが、まだ完全には解明されていません。原因物質と運動を同時にしないのが治療であり予防ではありますが、食後2,3時間は運動を避けること、あと抗ヒスタミン薬を飲むと発症を抑える、あるいは軽くすむ人もいます。
天気の良い日には庭木の手入れをする機会が増えたのではないでしょうか?でもそれは毛虫皮膚炎の季節でもあります。よくあるのがチャドクガによるものです。ツバキ、サザンカなどの木にいて庭の手入れをしたときになりやすいですが、風に乗って飛ぶこともあるので近くを通っただけでもなることがあります。確か成虫も幼虫も毒のついた針を持っていたと思います。赤い丘疹(ブツブツ)が密集してみられて、痛痒い感じが強いです。それぞれの丘疹の先端に毒バリが刺さっているのを確認することができます。かなり強めのステロイドを塗ってもなかなか赤み痒みが引かないことがありますが、初期の頃ならガムテープで病変をぺったんぺったんとストリッピングすると、刺さっている針が多少取れるみたいで症状が軽くすむような気がしています。
山菜取りをするときにはウルシ、ハゼの木などのカブレにも気を付けなくてはなりませんが、もう一つ草花のカブレで有名なのがサクラソウ皮膚炎です。プリムラオブコニカという学名の西洋サクラソウで、プリミンという物質がカブレを起こす原因とされています。カブレがあまりに多いので鉢植えにはちゃんと注意書きがついています。園芸の好きな女性で、手背や側頸部に症状が出やすいので発疹の分布から植物いじりを想像することができます。ただし原因物質はこれだけではありません。キク皮膚炎やアルストロメリア皮膚炎、レタス農家のレタス皮膚炎等々。それぞれの植物にアレルギーがあればどんなものでも症状は出うるので、特定のものに触れるといつも症状が出る、という時間的な因果関係が重要です。
昔は子供の好物といえば、カレーにトンカツ、ハンバーグなどでしたが、最近は寿司が一番人気のようですね。休日の回転寿司は家族連れでとても賑わっています。自分も寿司は好きですがそれこそピンからキリまでありますから、一度おいしいものを食べてしまうと回転寿司にはあまり行かなくなってしまいました。なかにはにぎり寿司というよりも固めた酢飯の上に解凍した刺身がピーンと乗っかっているだけというような代物までありますから。
行きつけの店で食べさせてもらうと、コハダやシンコは塩と酢と脂がうまくなじんでとってもうまいです。車エビは甘くて、シャコだって味が濃くてちゃんとシャコの味を主張するんです。穴子は口の中でとろけちゃうし、トリ貝はふわっと柔らかいし。江戸前というくらいで昔は東京湾でこんな食材が採れていたんですから信じられません。白身は冬のヒラメがうまかったです。脂がのって身が薄ーい茶色になっているんです。白身はポン酢で食べるのもうまいですね。勿論マグロだって赤身中トロ大トロ、どれもそれぞれ特徴があっておいしいです。マグロは熟成させると血なまぐささが消えて味がなじんでおいしくなることも教えてもらいました。
どこの店もおなじみさんになるといろいろな珍味をいただけたりします。これはお互いがわかってくるからこの人はきっとこんな味が好きだろうと、好みをくんでくれるからです。
こんな店を何軒も持ちたいですが、お金と肝臓が持たないからねえ。
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